WEKO3
アイテム
モルモット海馬スライスにおけるシナプス結合とてんかん波の関係
https://doi.org/10.18997/00001473
https://doi.org/10.18997/0000147371d52ac6-963a-4189-9467-fe109fc406b8
| 名前 / ファイル | ライセンス | アクション |
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| アイテムタイプ | 学位論文 = Thesis or Dissertation(1) | |||||||
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| 公開日 | 2009-03-02 | |||||||
| 資源タイプ | ||||||||
| 資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_db06 | |||||||
| 資源タイプ | doctoral thesis | |||||||
| タイトル | ||||||||
| タイトル | モルモット海馬スライスにおけるシナプス結合とてんかん波の関係 | |||||||
| 言語 | ja | |||||||
| タイトル | ||||||||
| タイトル | Relationship of synaptic coupling and epileptic discharges in guinea-pig hippocampal slices | |||||||
| 言語 | en | |||||||
| 言語 | ||||||||
| 言語 | jpn | |||||||
| 著者 |
緒方, 元気
× 緒方, 元気
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| 抄録 | ||||||||
| 内容記述タイプ | Abstract | |||||||
| 内容記述 | てんかん発火は、何らかの原因による興奮性の異常上昇、または抑制性の減弱により生じると考えられている。過剰興奮モデルであるキンドリングてんかんモデルにおいては、シナプス長期増強がてんかん波の発生原因と考えられている。しかし一方で、キンドリング誘導てんかんにおいてはシナプス増強が必要ないという報告や、シナプス長期増強が必要なく発生するてんかん発火の報告がある。このように、てんかん波の発生機構に関しては不明な点が多い。そこで、本研究では、ビキュキュリン誘導てんかん波モデルを用いて、てんかん波の発生機構を明らかにした。ビキュキュリン(20 µM)投与によって、海馬スライスに、てんかん波が誘導された。阻害薬の投与実験により、てんかん波の発生には、グルタミン酸受容体の一種であるAMPA受容体とギャップ結合が必要である事を明らかにした。またてんかん波発生後には、シナプス増強が観察された。てんかん波に伴ったシナプス増強は、NMDA受容体阻害薬であるAP5、またはCaMKII活性化阻害薬であるKN-93によって阻害された。しかし、それらの阻害薬によって、てんかん発火そのものの発生は阻害されなかった。AP5によるシナプス増強阻害は、てんかん波発生周波数を有意に減少させ、さらにてんかん波発生周期の変動係数(CV値)を有意に上昇させ、てんかん波発生の周期性を乱した。また、KN-93によるシナプス阻害は、てんかん波発生周波数を有意に減少させたが、発生周期の規則性は乱さなかった。AMPA受容体阻害薬のCNQX投与によって、てんかん波発生周波数は、濃度依存的に減少し、CV値は濃度依存的に有意に上昇させた。これら周波数、周期性の変化は、CA3シナプス間の刺激誘発性pEPSP応答の大きさに依存する事を明らかにした。以上の結果から、ビキュキュリン誘導てんかん波モデルでは、キンドリングモデルで言われているようにシナプス増強はてんかん波の原因では無く、AMPA受容体とギャップ結合を介した神経細胞ネットワークによって生じていると考えられる。脱抑制により、錐体細胞の自発発火確率が増え、錐体細胞間の同期的自発発火の結果、ギャップ結合のコンダクタンスが上昇する。ギャップ結合のコンダクタンス上昇に伴って同期発火が促進されるので、この時“ギャップ結合と同期発火とのポジティブフィードバック経路”が形成されるではないかと考えている。キンドリングモデルにおいては、シナプス増強によっててんかん波が生じると考えられていたが、そのモデルにおいては人工的な反復高強度刺激そのものが、脱抑制における錐体細胞の自発発火と同等の役割をし、ギャップ結合の活性化を生じさせ、ギャップ結合と同期発火とのポジティブフィードバック経路”が形成されるではないかと思われる。このモデルにおいてもシナプス増強がてんかん発生に促進的な作用をもつ可能性を否定するものでは無い。また、シナプス増強は、てんかん発火に伴って生じるが、てんかん波の定常発生周波数と周期性を制御する事が今回の結果により示唆された。この事は、キンドリングモデルにおいて、てんかん発作の回数を重ねるごとに、てんかん発火発生頻度が上昇する事、さらには、人のてんかん患者においても、てんかん発火頻度が高いほど、重篤な症状が生じる。以上の事から、てんかん発火自身によるシナプス増強は、てんかん発作頻度や症状を調節しているかもしれない。 | |||||||
| 目次 | ||||||||
| 内容記述タイプ | TableOfContents | |||||||
| 内容記述 | 第1章 序論||第2章 実験方法||第3章 実験結果||第4章 考察 | |||||||
| 備考 | ||||||||
| 内容記述タイプ | Other | |||||||
| 内容記述 | 九州工業大学博士学位論文 学位記番号: 生工博甲第54号 学位授与年月日: 平成19年3月23日 | |||||||
| キーワード | ||||||||
| 主題Scheme | Other | |||||||
| 主題 | hippocampus | |||||||
| キーワード | ||||||||
| 主題Scheme | Other | |||||||
| 主題 | epilepsy | |||||||
| キーワード | ||||||||
| 主題Scheme | Other | |||||||
| 主題 | bicuculline | |||||||
| キーワード | ||||||||
| 主題Scheme | Other | |||||||
| 主題 | synaptic plasticity | |||||||
| キーワード | ||||||||
| 主題Scheme | Other | |||||||
| 主題 | neuronal synchronization | |||||||
| アドバイザー | ||||||||
| 夏目, 季代久 | ||||||||
| 学位授与番号 | ||||||||
| 学位授与番号 | 甲第54号 | |||||||
| 学位名 | ||||||||
| 学位名 | 博士(学術) | |||||||
| 学位授与年月日 | ||||||||
| 学位授与年月日 | 2007-03-23 | |||||||
| 学位授与機関 | ||||||||
| 学位授与機関識別子Scheme | kakenhi | |||||||
| 学位授与機関識別子 | 17104 | |||||||
| 学位授与機関名 | 九州工業大学 | |||||||
| 学位授与年度 | ||||||||
| 内容記述タイプ | Other | |||||||
| 内容記述 | 平成18年度 | |||||||
| 出版タイプ | ||||||||
| 出版タイプ | VoR | |||||||
| 出版タイプResource | http://purl.org/coar/version/c_970fb48d4fbd8a85 | |||||||
| アクセス権 | ||||||||
| アクセス権 | open access | |||||||
| アクセス権URI | http://purl.org/coar/access_right/c_abf2 | |||||||
| ID登録 | ||||||||
| ID登録 | 10.18997/00001473 | |||||||
| ID登録タイプ | JaLC | |||||||