WEKO3
アイテム
分野を超えた研究者と組織の論文生産性評価手法
https://doi.org/10.18997/0002000038
https://doi.org/10.18997/00020000386ed9b8ad-ed16-436d-9055-3aa05937ccc1
| 名前 / ファイル | ライセンス | アクション |
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| アイテムタイプ | 学位論文 = Thesis or Dissertation(1) | |||||||||
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| 公開日 | 2023-08-04 | |||||||||
| 資源タイプ | ||||||||||
| 資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_db06 | |||||||||
| 資源タイプ | doctoral thesis | |||||||||
| タイトル | ||||||||||
| タイトル | 分野を超えた研究者と組織の論文生産性評価手法 | |||||||||
| 言語 | ja | |||||||||
| タイトル | ||||||||||
| タイトル | Evaluation methods of publication productivity for researchers and groups across disciplinary boundaries | |||||||||
| 言語 | en | |||||||||
| 言語 | ||||||||||
| 言語 | jpn | |||||||||
| 著者 |
山本, 鉱
× 山本, 鉱
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| 抄録 | ||||||||||
| 内容記述タイプ | Abstract | |||||||||
| 内容記述 | 近年大学は大きな競争の場に置かれており、研究パフォーマンスの向上を目指した取り組みが各大学で行われている.研究パフォーマンスの向上をはかるうえでは、大学全体だけでなく、部局や所属する教育職員の研究力についても正確に把握する必要がある.研究力を評価する際に用いられる指標は幾つかあるが、論文情報に基づく指標は全世界を比較対象にできることもあり、幅広く活用されている.論文数はその最も基礎的なデータであり、研究の活動度を表す指標と考えられている.しかし研究分野によって論文の発表頻度や共著特性が大きく異なるため、分野を超えた個人や組織の比較に用いることは難しい.ところが、同様の問題を抱える被引用数とは異なり、これを可能とするための指標の提案がほとんど為されていない. そこでまず、分野を超えた個人単位の評価を可能とする、正規化論文数を提案した.この指標の特徴は生産性を評価するために、一定期間の論文執筆に要した労力を考慮していることにある.主要な学術文献データベースWeb of ScienceとScopusのそれぞれを基に、九州工業大学の論文データセットを構築し、正規化の効果を検証したところ、どちらにおいても論文が出にくい分野の論文数は相対的に増加し、逆に出やすい分野で減少するという意図した効果が得られた.また、論文の出やすさについての分野間の相対的な関係性も双方で類似しており、どちらのデータベースを活用しても結果に大きな違いが無いことが示唆された.正規化論文数に基づくランキングを、実論文分数に基づくランキングと比較すると、論文が出にくい分野の研究者の順位が著しく上昇し、出やすい分野ではその逆となることが分かった.またその順位変化は、ランキングが中位の研究者において大きい傾向にあった. 正規化論文数の信頼性を確保するうえでは、正規化の根幹を担う基準値、すなわち分野毎の平均的な誼文の出やすさが重要となるが、単一大学のデータから求めた値は不確定性が大きいだけでなく、客観性に乏しい.そのためScopusから国内17大学のデータを個人単位で収集し,基準値の信頼性を評価した.その結果、偶然誤差を最小化するためには、各分野において最低でも約600サンプルサイズが必要であること、27分野のうち24分野でこれを満たすことが分かった,また分野毎の論文の出やすさに関して、層化抽出法を用いて国内平均を推定したところ、本研究で活用したデータセットは国内平均よりも高い方に偏っているものの、分野間の相対的な関係性には大きな差が無いことが分かった、この間係性が変わらなければ、正規化論文数の大小にも変化はないため、サンプルの偏りが正規化論文数に基づく研究者ランキングといった相対的な評価に大きな影響を及ぼさないことが示唆された.母集団全体のデータを収集したり、あるいは偏りのない収集を試みたりといった多大な労力をかけずに基準値の精度を確保できことは、正規化論文数の利便性を高めるものと考えられる.また、基準値の信頼性は、生物学系を除く理工学系で有意に高く、特に人文社会学系で低いという妥当な傾向によっても確認された. すべての分野において必要サンプルサイズを満たし、正規化論文数の精度を確保したとしても、組織を構成する個人の論文数は、低値に偏った歪んだ分布となることが知られているため,組織の研究力を正規化論文数の平均値や標準偏差を基に評価することは適当ではない.そこで、正規化論文数に基づく研究者ランキングを活用した、組織の論文生産性評価指標を提案し、それに基づく17大学のランキングを通して信頼性を検証した.本指標は、少数の突出した論文生産性を有する研究者が組織の論文生産性に大きく貢献するという経験則に基づき構築され、この経験則は実際のデータからも支持された.正規化前後の論文数を基に計算した値を比較すると、論文が出やすい分野の研究者比挙が小さい大学は正規化後の値が10%超増加し、その逆の大学においては同程度減少した.これにより、正規化は、一定の大学が論文生産性評価において不利になりがちな問題を緩和できることが示唆された.得られた大学ランキングは、入試の雅易度から類推される大学の研究・教育レベルや:複数の大学の評価者による主球的な評価との問に高い一致が認められた.本指標は、研究ランキングのクラスの分割方法や各クラスヘの重みを恣意的に決める余地が無いことから、さまざまな規模の組織の評価に柔軟に適用できるという点で、既存の類似指標に対する優位性がある. 本研究の意義は二つある.一つは正規化論文数と、それに基づく組織の論文生産性指標を構築し、大学の研究力評価の自由度や効率性を高め、個人や組織の研究力の相対的な位置について把握することを可能としたことである.また、この構築に際し、自ら作成した教員情報や論文情報の大規模データを基に、分野毎の平均的な論文の出やすさを精度よく推定し、論文数の正規化の必要性をはっきりと示すとともに、同様の評価を誰でも行えるよう正規化の基準値を明らかにしたことが、もう一つの意義である. |
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| 目次 | ||||||||||
| 内容記述タイプ | TableOfContents | |||||||||
| 内容記述 | 第1章 序論|第2章 正規化論文数に基づく個人の論文生産性評価|第3章 分野毎の平均論文生産性に対する信頼性評価|第4章 正規化論文数に基づく組織の論文生産性評価|第5章 総合的な考察|第6章 結論 | |||||||||
| 備考 | ||||||||||
| 内容記述タイプ | Other | |||||||||
| 内容記述 | 九州工業大学博士学位論文 学位記番号:情工博乙第60号 学位授与年月日:令和5年6月30日 | |||||||||
| キーワード | ||||||||||
| 主題Scheme | Other | |||||||||
| 主題 | 正規化論文数 | |||||||||
| キーワード | ||||||||||
| 主題Scheme | Other | |||||||||
| 主題 | 論文生産性 | |||||||||
| キーワード | ||||||||||
| 主題Scheme | Other | |||||||||
| 主題 | 効率 | |||||||||
| キーワード | ||||||||||
| 主題Scheme | Other | |||||||||
| 主題 | パーセンタイルランクスコア | |||||||||
| 学位授与番号 | ||||||||||
| 学位授与番号 | 乙第60号 | |||||||||
| 学位名 | ||||||||||
| 学位名 | 博士(情報工学) | |||||||||
| 学位授与年月日 | ||||||||||
| 学位授与年月日 | 2023-06-30 | |||||||||
| 学位授与機関 | ||||||||||
| 学位授与機関識別子Scheme | kakenhi | |||||||||
| 学位授与機関識別子 | 17104 | |||||||||
| 学位授与機関名 | 九州工業大学 | |||||||||
| 学位授与年度 | ||||||||||
| 内容記述タイプ | Other | |||||||||
| 内容記述 | 令和5年度 | |||||||||
| 出版タイプ | ||||||||||
| 出版タイプ | VoR | |||||||||
| 出版タイプResource | http://purl.org/coar/version/c_970fb48d4fbd8a85 | |||||||||
| アクセス権 | ||||||||||
| アクセス権 | open access | |||||||||
| アクセス権URI | http://purl.org/coar/access_right/c_abf2 | |||||||||
| ID登録 | ||||||||||
| ID登録 | 10.18997/0002000038 | |||||||||
| ID登録タイプ | JaLC | |||||||||