@article{oai:kyutech.repo.nii.ac.jp:00005471, author = {Honda, Itsuo and 本田, 逸夫}, issue = {1}, journal = {九州地区国立大学教育系・文系研究論文集}, month = {Sep}, note = {本稿は、新約聖書「ローマ人への手紙」一三章一-七節にかんする、主に海老名弾正、内村鑑三、山室軍平の解釈を検討し比較したものである。その対象とした時期は、近代日本で脱(ないし反)国家主義的な傾向が生じ始めた明治末年以降、大正期を経てファナティックな国家主義が席巻する昭和初期に至る期間である。具体的には、キリスト教界の有力な指導者だった彼らが、同章に所謂「権(威)」が何または誰を指すとしたか、また各々の国家観の特質、「権(威)」批判やそれへの抵抗の契機の有無と内容、同章の元来の文脈を成す古代ローマ(帝政)にたいする把握、彼ら相互の批評や交渉とローマ書一三章論との関連などを、本稿は分析した。そして、国家(政治)と宗教(信仰)の矛盾・対立にかんする認識の内容やその「解決」の仕方などを中心に彼らの所説の特徴を探求し、それぞれの意義や問題点などについて考察を加えた。, 本論文は「九州地区国立大学教育系・文系研究論文集」Vol.5, No.1(2017/9)に査読を経て受理された。}, title = {明治末年以降のローマ書一三章論 -海老名弾正・内村鑑三・山室軍平を中心として-}, volume = {5}, year = {2017}, yomi = {ホンダ, イツオ} }