@article{oai:kyutech.repo.nii.ac.jp:00006943, author = {池田, 朋弘 and Noda, Nao-Aki and 野田, 尚昭 and Sano, Yoshikazu and 佐野, 義一}, issue = {11}, journal = {機械の研究}, month = {Nov}, note = {これまで第2~4回において述べてきたように,新材料や代替材料などの開発に際して,シャルピー衝撃試験における吸収エネルギ値が従来材と比較して低いことにユーザーから不安を持たれたり,拒否される場合が少なくない.開発材のシャルピー吸収エネルギ値以外の特性が優れている場合には,大きな機会の損失にもつながりかねない問題である.そこで筆者らは,強度設計で用いることができないシャルピー吸収エネルギ値に代わる合理的な切欠き強度評価法として,切欠き材の高速引張試験の導入を提案してきた.具体的には,第4回で,シャルピー衝撃試験の吸収エネルギ値が低く,適用が進まない高Si球状黒鉛鋳鉄を対象とし,平滑材強度および切欠き材強度に及ぼすひずみ速度と温度の影響をひずみ速度-温度パラメータRR値により統括的に整理してきた.そして,構造部材がさらされる実用上のRR値(ひずみ速度と温度)を含む広い範囲で同材料の切欠き材強度が平滑材強度を上回ることを明らかにした.切欠き材の強度が平滑材の強度を上回る条件“切欠き強化RR域(下限界RR値:RRth)”では,通常の静的な引張試験での結果を用いることにより一発破壊に対して安全側に設計できる.ところで,この設計上有用な“切欠き強化RR域”の存在やその特徴は何によって支配されるのであろうか.そこで,本稿では,広く用いられてきている中~高強度球状黒鉛鋳鉄を用いてこのことについて検討する.}, pages = {917--923}, title = {球状黒鉛鋳鉄における切欠き強度の新たな評価方法(7) ―切欠き引張強度に及ぼすひずみ速度・温度の影響と設計上の切欠き強度―}, volume = {70}, year = {2018}, yomi = {ノダ, ナオアキ and サノ, ヨシカズ} }